ブログなどの利用・活用について

このブログを始めたのは、2017/4/28のようだ。すでに一年以上経過している。始めた時にはいろいろな思いがあったと思うが、この間結果的に十分活用したわけではない。2018年6月29日に高校時代の友人から近況を尋ねられた時、簡潔な回答に窮した。彼は行っていることを要点を簡潔に説明し、詳しいことは別途ネット上にでも記載しておけばいいと言っていた。全くその通りだが、逆にこのブログの各ページも、そのような緊張感を有しているわけではない。改めて整備してみようと感じた。また「はてな」ブログの継続利用については、3年程前に買い替えたスマホに徐々に慣れ始めいる今「はてな」ブログ専用のアプリもあることも材料の一つである。

ここで僕のインターネットでの作業履歴を確認してみよう。

仕事が忙しかった1990年代だろうか、業務グループ内の様々な個別事項の進捗状況をwebに公開し進捗管理を行おうと考えたことがあった。ホームページの構成はできたが、常時更新する時間もなくまた結局そのままになってしまった。その後個人利用を中心に簡潔なブログ形式が活発に利用されるようになってきた。

ブログ - Wikipedia

によると、【2006年(平成18年)の第4四半期には全世界のブログ投稿の約37%を日本語によるものが占め、英語や中国語を上回る第1位となっていた[4]。】そうだ。

ブログを利用し、自分の作業メモを残しておく・適宜検索してメモの確認・更新を行うなど魅力であると考え、ブログを開設したが、数回の投稿に終わってしまった。その後も他のサイトも利用したが同様であり、記載する内容・テーマが明確でない・業務内容に関わる意見については躊躇する部分が不鮮明であるなどに起因していると思った。

 

メモの記載という意味で今まで続いているのは読書記録である。たまたま何かの機会に読書記録を保管しておく以下のサイトを確認した。

mediamarker.net

今までにも自分の図書を整理する機会に、文庫本など複数冊購入したものがあったことを実体験している。整理時に購入した時期を確認、自分の興味が継続していることを再確認することもあったが、読んだことを忘れている・自覚がないことも気になった。かつて、自分の書籍を整理しようと、MSDOS上でカード型データベースを利用したこともあった。このサイトにユーザー登録し読んだ本を登録するとともに、インターネット上の公開されているさまざまな方の読後感などを確認した。時には読後感の意見を参考に読んだ方の読書歴をみて興味ある書籍にたどり着いたこともある。このサイトへの最初の登録記録は2009年5月11日で、その後現在1230冊を確認している。最近では読む前に登録を確認し、再読する場合には以前との読後感を比較している。自分の読後感で気になった事項について、キーワードとして検索できるは便利である。このブログの以下の情報についてはこのデータベースを利用したものである。

kichichan.hatenablog.com

 現在このデータベースの内容については非公開にしている。理由は記載した読後感について、公開を前提に整備していないためである。以前公開していた時には、電子体の書籍を確認し読後感の記載を求められたこともあった。再整備し公開に向けて努力するつもりだ。理由は、他人の読後感を確認していながら自分のを公開しないことはイーブンではない、と感じているからである。また何らかの形で自分の読後感を参考にしてもらう機会があればと思うからである。

読後感を付け加えているデータベースとは別に、以下のデータベースを作成し利用・廃棄方法などを検討しようと思っている。作成については書籍に印刷されているISBNのバーコードを読み取ればいいので作業が楽だった。

書籍整理・公開・廃棄に向けて - メディアマーカー

 

その後母親の介護に関わって情報を得るために、以下のサイトの会員になった。

ansinkaigo.jp

いろんな悩みがあり参考になったものの、あえて自分の悩みを相談することもなかった。当時はケアーマネージャーからの情報などに加え、以下の書籍などを読んでいる。

_タイトル 著者 出版日_発売日_ 読了日
朗朗介護 米沢富美子 2011-03-18 2011-07-31
介護と建築のプロが考えた「生活リハビリ」住宅―バリアフリーは間違っている 三好 春樹, 吉真 孝司 2005-05 2011-10-09
訪問医が見た男の介護・女の介護~夫婦の老後は「語らい」が決める 苛原 実 2010-01-07 2013-01-27
男も出番! 介護が変わる (春秋暮らしのライブラリー) 羽成 幸子 2012-07-12 2013-02-23
親を寝たきりにさせない介護術 (経営者新書) 腰塚 裕 2012-12-19 2013-08-21
工学部ヒラノ名誉教授の告白 エンジニアが「物書き」になったワケ 今野浩 2013-09-24 2013-12-10
父は、特攻を命じた兵士だった。――人間爆弾「桜花」とともに 小林 照幸 2010-07-22 2014-04-08
迫りくる「息子介護」の時代 28人の現場から (光文社新書) 平山 亮 2014-02-18 2014-05-17
40代から備える親の介護&自分の介護 横井 孝治 2013-10-01 2014-07-03
団塊と介護 「介護受難の時代」にどう備えるか? (介護ライブラリー) 大田 仁史 2011-05-21 2014-09-06
猿橋勝子という生き方 (岩波科学ライブラリー) 米沢 富美子 2009-04-07 2015-08-26
介護うつ 清水 良子 2009-11-16 2015-09-20
終の棲み家に翔べない理由 俵 萠子 2009-07 2015-09-23
1500万人の働き手が消える2040年問題--労働力減少と財政破綻で日本は崩壊する 野口 悠紀雄 2015-03-06 2015-11-15
工学部ヒラノ教授の介護日誌 今野浩 2016-02-26 2016-06-17
母と子は必ず、わかり合える 遠距離介護5年間の真実 (講談社+α新書) 舛添 要一 2014-06-20 2016-06-22
自宅で親を看取る 肺がんの母は一服くゆらせ旅立った 小池 百合子 2014-09-18 2016-07-21
おひとりさまの最期 上野千鶴子 2015-11-06 2016-07-25
誰もやらないのなら 医者の私がやります ~板橋区役所前診療所の物語~ 島田 潔, 鈴木 陽一, 藤井 秀樹 2016-05-26 2016-07-26
シルバー民主主義 - 高齢者優遇をどう克服するか (中公新書) 八代 尚宏 2016-05-18 2016-08-09
月になったナミばあちゃん―「旅立ち」はふるさとでわが家で (いのちつぐ「みとりびと」) 國森康弘 2012-01-20 2016-08-17
人間にとって成熟とは何か (幻冬舎新書) 曽野 綾子 2013-07-28 2016-10-08
もう限界!親の介護と実家の片づけ 高室成幸 2015-09-02 2016-10-18
結婚と家族のこれから 共働き社会の限界 (光文社新書) 筒井 淳也 2016-06-16 2016-10-21
「平穏死」という親孝行 ~親を幸せに看取るために子どもがすべき27のこと~ 長尾和宏 2013-02-25 2016-11-04
生活支援の場のターミナルケア 介護施設で死ぬということ (介護ライブラリー) 高口 光子 2016-11-11 2017-04-29
老いたる母と、戦いすんで日が暮れて―尊厳ある介護を求めて 小室 加代子 2004-09 2017-09-04
自宅で親を看取る知恵 息子による介護実践の記録 山本 勝美 2010-02-19 2017-09-04
日本の人事を科学する 因果推論に基づくデータ活用 大湾 秀雄 2017-06-15 2017-11-04
大往生したけりゃ医療とかかわるな【介護編】 2025年問題の解決をめざして (幻冬舎新書) 中村 仁一 2017-03-30 2017-11-12
親には一人暮らしをさせなさい 三村 麻子 2015-12-16 2017-11-15
健康寿命を延ばす運動の科学―筋肉をきたえて健やかに生きる 宮下 充正 2014-06-15 2017-11-30
健康診断という「病」 (日経プレミアシリーズ) 亀田 高志 2017-11-10 2018-03-31
母さん、ごめん。 50代独身男の介護奮闘記 松浦 晋也 2017-08-03 2018-06-23
小屋を燃す 南木 佳士 2018-03-29 2018-07-01

 

退職し母親と向き合う時間が長くなると、自分の介護体験も整理しておきたいと考えるようになった。介護に兄妹で関わっていたこともあり日々の記録をメモとして共有していこうと努力したこともあるが数冊のメモをのこしたものの継続は出来なかった。

あるとき母親の介護施設で介護家族の集まりがあった。ある介護者との雑談で、以下のような愚痴を聞いた。

彼女は義母の介護を行っている。介護施設に実際に訪問しているのはいつも彼女、彼女から情報を聞いて必要な写真を撮るように指示するのは夫。夫はその資料を基に自分の兄弟向けに家族新聞を時々発行し、兄弟が来ると一緒に施設を訪れる。兄弟は夫がよく面倒を見てくれて助かっていると彼女に告げて帰っていくそうだ。

彼女の話を鵜呑みにしていいのかはともかく、こちらも介護状況などを関係者で共有しようと考え、今までの経過を含め通信誌を作成した。平成27(2015)年7月16日(母親の介護施設に暮らすようになってほぼ2年弱)第1号発行、平成28(2016)年5月28日第2号、平成29(2017)年3月23日第3号を発行の後、平成29(2017)年5月(母親の介護施設に暮らすようになってほぼ4年目弱)に看取りを迎えた。その後整理を含め平成30(2018)年3月23日第4号発行を発行した。

以下で示されるように、介護老人福祉施設の入所者の平均在所期間は約4年だそうだ。母親はちょうど平均的な入所期間だったと思われる。施設に母親を訪問していた4年間入れ替わりの人たちはむしろ短期で少ないものの、長くいる人は限定的な気がした。被介護者の入所期間の平均値に加えて中間値などが知りたいところだ。

第62回社会保障審議会介護保険部会資料

https://www.mhlw.go.jp/file/05-Shingikai-12601000-Seisakutoukatsukan-Sanjikanshitsu_Shakaihoshoutantou/0000135323.pdf

 母親の介護が終了したのが2017年初夏、当時気づかなかったもののこのサイトには日記があることにあらためて気づいた。日記機能を活用し主介護者が日記をつけ、コメント機能を利用し従介護者が日記に気づいた点を加えていくなど情報共有を進めておけば整理するうえで参考になり、また介護者間の情報の非対称性の緩和に役立つものと考える。また自分なりの悩みなどを公開することによって、共感を得る・共感を与えることも多いかと感じている。これも以下の利用体験によってSNS機能についての理解が深まった成果だと思っています。

実際以下のヤマレコによってSNS活用の面白さを実感した。 

www.yamareco.com

ここでは以下のような自己紹介を行っています。

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GPSの活用法を検討していたらヤマレコに出会いました。おりしも体力維持を含め、山に行く頻度を増やそうと思っていたので、ハイキング記録などを掲載しはじめました。
GPS購入後4年・ヤマレコへの初めての投稿後2年を経ようとする2018年夏、遅ればせながら初期目標GPS活用の有効性なども実感できてきました。またいろんな方々の記録なども参考にしてきました。
山に行くたびに新鮮な発見があるので、これからも適宜記録等を更新していきたいと思っています。だんだん年齢とともにそれなりの行動になっていく経過なども併せて楽しみたいと思っています。
よろしくお願いします

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2016年の秋に初めて利用、その後記録や計画の検討に利用しGPSの活用も含め便利さを実感した。2018年の年賀状の一部にはヤマレコで地図上に赤線で表示される僕の踏破記録ルートのページアドレスのQRコードを印刷した。スマホを利用するようになりアドレスを直接記載するよりもQRコード読み取りがはるかに有効がと理解するようになっていた。ヤマレコに日記には以下を記載した。

www.yamareco.com

自分の行動を蓄積するとともに他の人のルートを参考にできるサイトとして活用してきたが、SNSとして記録や計画情報の共有化の有効性は、一緒に山に行ったことのある友人がヤマレコ会員になった2018年8月初旬になって初めて体験した。

同様のサイトとして以下がある。確認すると最初にこのサイトを利用したのか16/05/12, 16/06/02-16/06/03, 16/06/19-16/06/20の3件が不完全ながらも入力されている。いつの間にかヤマレコの方に移って行っていたようだ。

山と自然がわかる! 登山のポータルサイト Yamakei Online

 

このほか、職場の友人に勧められて、TwitterFacebookにもアカウントを持ったがほとんど利用していない。Twitterが便利だと実感したのは、何も情報の無い中高速道路が混んでおり、検索をかけると事故現場からの情報に直接アクセスできたこと、Facebookで驚いたことは、癌治療中の友人が新車を購入し喜んで運転感などを報告していた直後に、奥さんから葬儀などの連絡を受けたことだった。逆に相手が適宜発信することを前提に気になる人の近況を確認できることは有効なのではないかと感じた。今後勤務先などの移動が日常化する時代が来ればさらに有効かと思った。しかしながら毎日平凡な日々を送っている現状では利用していない。Lineについては、最近はメール代わりに利用している。必要に応じて音声・動画などに切り替えることが出来るのも便利だ。

SNSの魅力については、特定の興味のある情報を発信・受信する機能があるが、利用する方法としてフロー型とストック型としてを認識しておくべきかもしれない。もちろん過去の情報を検索する・時系列で確認するなどの作業は可能であるが、たとえば先ほどのヤマレコで期待していることは、同じルートを辿ったことがあるか、その場合踏破する時間にどのような変化があるのかなどを期待している。すなわち個人的にはストック型としての魅力である。一方フロー型としてTwitterFacebookがあげられる。適宜TwitterFacebookでUpToDateの情報を発信し、きちんとした説明はブログやホームページなどに残しておくことが有効かもしれない。

これからブログなどの利用・活用について更に検討していきたい。