自宅テレビアンテナの更新

自宅にテレビアンテナを設置した。自宅の地デジ放送はケーブルテレビから無料配信されていたものを利用していたが、配信を有料化するということで、アンテナを設置した。その経緯を以下に記した。

【従来からのテレビ受信状況】
自宅は戦前からあった一戸建て住宅で、小学生時代に改築・その後約30年後の1995年に取り壊し・新築した。新築以前に付近の小学校が鉄筋4階建てになったためテレビ難聴地域となり地元ケーブルテレビを利用して一般テレビ放送が無料配信されていた。
新築時に独自のテレビアンテナを設置する機会かと考え、電波強度の確認を依頼した。結果は設置は無理だという回答であった。まだアナログ放送の時代である。その後東京スカイツリーからテレビ番組がデジタル発信されるようになるとともに難聴地域では無くなって、ケーブルでの無料配信が停止がすることになった。
選択肢は、以下の三択である。1. 地上波デジタル放送を利用しない・2. 独自でアンテナを設置・3. ケーブルテレビと契約。1は実態に合致しない、3ケーブルテレビ契約では、地上波デジタルに加えさらに様々な情報が入手できるようだが、インターネットの利用を考慮するとさらにテレビからの映像情報は不必要であると考えられる。2自宅での独自アンテナ設置では、設置費用・今後の保守点検などが懸念材料である。1階の屋根利用あるいは2階の外壁利用で有れば、自己設置・自己保守点検は可能であると考えられる。2階屋根への設置はできるだけ避けたいところだった。
近隣のアマチュア無線アンテナを設置している方に設置方法・電波強度の確認方法などを問い合わせたところ、未利用のアンテナを借用できた。2階窓から1階屋根上に移動し、アンテナでの受信確認・1階屋根を足場にした2階壁面の取り付け方法などを検討した。彼から2階屋根最上部換気口から横にアンテナを出すことが最も感度がいいので検討できないのか確認があった。
屋根最上部換気口からのアンテナ設置はともかく、屋根裏から最上部換気口周辺へのアンテナ持ち込みを検討した。インターネットで確認すると、地デジアンテナの屋根裏設置事例が見受けられた。なお外壁がガルバリウム鋼板などの金属材料はテレビ電波の遮蔽効果があることが注意事項である。自宅は屋根材がガルバリウム鋼板、壁材が窯業系サイディングで構成されている。屋根裏最上部換気口に持ち込んだアンテナは、外壁換気口周辺は上部小屋根から離れ壁部分に接しているためか受信可能エリアだった。換気口内部に設置することとし付属のブースターと合わせて屋根裏内設置とした。あわせて屋根裏に分配器を設置、1階・2階の分岐ケーブルを設置した。最終的に借用した未利用のアンテナを改めて購入することとし、テレビアンテナの設置は成功した。アンテナの劣化防止・保守点検の容易さなどにメリットは大きい。

屋根裏最上部・換気口内側に設置したアンテナ

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天井裏:従来のケーブルテレビのケーブルは2階外壁軒天から内部に引き込んでいる。この部分は上部の屋根が金属のためアンテナを信号は受信できなかった。

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電気工事を請け負っている友人と会う機会があったので、アンテナ工事について話題交換した。彼はアンテナを天井裏に設置できるとは考えてもいなかったそうだ。従来地上波デジタル放送の利用周波数帯470Mhz-770Mhz、衛星デジタル放送は11.7-12.2Ghzなので、電波特性を考えると地上波デジタル放送については天井裏の活用も選択肢の一つである。一方住宅の屋根勾配が少なく屋根裏が十分確保できない・金属屋根であるなど個別の状況に依存するので、一律にアンテナを設置してきた歴史背景があるのかもしれない。
なお付近の地デジ放送局は以下のサイトで確認することができた。

apab-tv-area.jp