緑内障・その後

点眼薬を利用することになった。基本的なことを確認していこうと思う。

通常の点眼瓶からの1滴の容量は、普通では約40~50μL(0.04~0.05mL)で、そのうち結膜嚢に入るのは約20μL(0.02ml)で、あとはこぼれてしまうそうだ。従って1回の点眼量は1滴で十分。

点眼直後にまばたきをしてしまうと、目薬の成分が涙で流されてしまい、効果が少なくなってしまう。点眼後は目をつぶって、1分程度じっとしておくのが正解。点眼後、目を上下左右に動かすことも成分が目の外に流れ出してしまうので注意。

 目薬も飲み薬同様、過剰に使い続けることで耐性ができやすく、目の場合は耐性ができると涙が出にくくなり、かえってドライアイになりやすいといわれている。

また目薬は通常防腐剤が入っている。 従って使い過ぎには注意すること。防腐剤無添加のものは開封後の使用期限は例えば1週間程度と短い。使用期限は『封を開けなければ持つ日数』のこと。開けた瞬間から有効成分の劣化が始まるため、開封後は防腐剤の有無にかかわらず、1か月で使用はやめるようにする(現在利用中の点眼液は2.5mlなので50日分に相当する)。

一般的に緑内障で利用する点眼薬は強い効果がある。現在利用している点眼薬は、着くと皮膚を黒くするなどの副作用があるそうです。そのためか点眼5分後に洗顔することが推奨されている。一滴をきちんと入れるについては実際にはうまくいかないときもあるが、できるだけ鏡を見ながらきちんと入るような訓練を続けていこうと思う。

点眼剤を利用して、眼の疲れも気になってきた。眼科で相談し以下の点眼薬を適宜利用しています。点眼薬を入れる訓練にもなるかと考えている。

ソフティア点眼液0.02%の効果効能・副作用・用法容量について【千寿製薬株式会社】 [薬検索] All About

一方上記の理由から、点眼薬の多用はできるだけ避ける必要があると感じた。

以下の書籍を読んでみた。参考になる。

緑内障の最新治療 これで失明は防げる 改訂新版の通販/平松 類/植田 俊彦 - 紙の本:honto本の通販ストア

なかでも以下の3点には、注意したい。

1. 枕を高くすることで、寝ている間の眼圧が20%低くなるデータがあり効果的。

2. 白内障の手術については、将来の緑内障の手術を考慮して実施すること。

3. 緑内障の治療は「失明しないため」であり、その前提は「人生をよりよくするため」ためである。「治療に没頭し緑内障のことが頭から離れずに毎日を楽しめないとしたらその治療に意味があるとは言えない」ことに留意すること。

一方最近叔父が亡くなった。92歳であった。従妹と話していたら、彼は緑内障の点眼薬を差していたようだ。眼科を最初に受診したとき「遺伝性の病気なので身内に居たら注意してください」と言われたがあまり深く考えなかった。まあ最近読んだ「40歳から気をつけたい「眼の成人病」」によれば、白内障緑内障・糖尿病網膜症などが老化現象とともに出現するということで注意しながら生活することが重要であろう。