緑内障になっていた

緑内障が確認されました。強いて言えばバランス感覚が悪くなったかもしれないなどと感じることがありましたが、自覚症状が全くない状況で、これだけはっきり検査結果が出たことに驚きました。高齢に向かう今、検査は有効だと実感しています。

 2018年9月20日に眼科に行きました。最近パソコン作業時に目が疲れるので確認と、専用のブルーレイカット眼鏡などの相談の為です。眼圧検査・目の奥の検査(眼底検査)などを行い、医師から、視神経が細くなっているような気がするので、視野検査をさせてほしいと言われました。

視野検査を行うと案の定右目の視野の一部が欠けているようです。ハンフリー視野検査という方法ですが、結果は右目と左眼で実際かなりの差があり、実際検査を行っている時にも右目には左目に比べて反応が現れないことを実感していました。

「ハンフリー視野検査」の詳しい説明は以下です。

緑内障の視野検査 | 川本眼科(名古屋市南区)


目の検査については今まで以下のように行っていますが、全く指摘されたことはありませんでした。
2016年2月9日に眼科で受けた疲れ目の検査、2015月8月21日の人間ドック(眼圧・眼底測定実施)、2012年2月27日・2013年7月10日に眼科で受けたドライアイの確認

今回眼圧の測定結果は16mmHg、10~20mmHgが正常範囲とされているそうなので、正常範囲です。

視野検査結果は右目・左目は以下のようでした。特に右目の黒い部分が視野が欠けているそうです。

f:id:kichichan:20180927165720j:plain


緑内障は遺伝的性格を持つともいわれているそうなので、身内緑内障の方はいないか尋ねられたが、強いて言えば父方の老いた祖母が失明して寝たきっりだったのを思い出しました。

点眼薬の処方を受け、ほぼ1週間後の9月26日に再び眼圧測定を行いました。眼圧に全く変化がないので、今後とも毎日点眼を続け1-2週間後に再度来院してほしい旨告げられたところです。

緑内障の確認のため自分の指を利用し視野テストを行ったが、あまりきちんとした結果は得られなかったと伝えたら、自分で確認するのは難しいのではないかと言われました。

緑内障のセルフチェック方法 | 緑内障の専門サイト


なお初期の目的であるパソコン作業につかれることについては、スマホやパソコンを見る距離については、既に老眼鏡の範囲であることがわかりました。

また緑内障については「公益社団法人 日本眼科医会」の

「トップページ > 目についての健康情報 >よくわかる緑内障―診断と治療―」

に取りまとめられています。よくわかる説明です。

公益社団法人日本眼科医会

 

要約すると

緑内障は決して珍しい病気ではありません。日本では、40歳以上の約5%、つまり20人に1人という高い頻度で、緑内障があることがわかっています。年齢が上がるにつれて緑内障の頻度はもっと多くなります。緑内障の患者さんの多くは視野障害の自覚がないため、たくさんの人が自分の病気を知らずに暮らしており、健診などで発見されることがほとんどです。
緑内障の診断の原則は、眼底検査で視神経が減った場所があり、それにほぼ一致して視野の異常が見られる場合に、緑内障と診断されます。

眼圧を下げることにより、緑内障が進行しにくくなりますので、できるだけ早期に緑内障を発見し、点眼薬などにより眼圧を下げ続けることが大切です。緑内障の患者さんの多くでは、眼圧は正常であり、視野障害の自覚もありません。

眼圧は10~20mmHgが正常範囲とされていますので、20mmHgを大きく超えるような眼圧が続くと、視神経が障害される可能性が高くなります。しかし、眼圧が高くない人にも緑内障が少なくないことから、眼圧以外にも緑内障の原因があると考えられています。原因として「視神経が弱い」、「血流が少ない」、「視神経に毒として働く物質が存在する」「免疫の異常」などいろいろ考えられていますが、どれも確実な証拠は見つかっていません。

開放隅角緑内障では、病気がかなり進行するまで自覚症状はほとんどありません。眼圧に関しては、正常眼圧緑内障が多いことに加え、20mmHgを少し超える程度の軽度の眼圧上昇では、特に異常を自覚することがないからです。視野に関しては、初期から中期の視野障害は視野検査では検出されますが、患者さんが視野の欠けを自覚することはまれです。

緑内障の診断のためには、眼圧検査、目の奥の検査(眼底検査)、視野検査の3つが必要です。慢性緑内障では眼圧が高くないこと(正常眼圧緑内障)も多いのですが、緑内障の種類を決めて治療方針を考えるために、眼圧検査は欠かせません。
その際には、眼圧が正常範囲(10~20mmHg)に保たれていればよいのではなく、その人のなにも治療しない時の眼圧(ベースライン眼圧)から治療によりどの程度下げられるかが重要なポイントとなります。

また日本眼科学会の以下も参考になります。

http://www.nichigan.or.jp/public/disease/ryokunai_ryokunai.jsp

 

当面、点眼薬を確認しながら眼圧を下げていくことに努めるのであろうと思われる。

現在処方されている点眼薬はタプロス点眼液0.0015%です。使用方法については以下が詳しい。

www.santen.co.jp

9月に発見して2ヶ月も過ぎた11月30日6回目の検査を受けました。最初左右ともに15mgHgであった眼圧は、点眼を続けている右目は11mgHgに下がっています。今後とも続けていく方針を確認しました。