友人たちとの旅行を通した行動

2018年9月1日友人たちと宿泊旅行を楽しんだ。この旅行は毎年一回企画されている。僕が参加し覚えているのは、仙台・夕張岳・松本だ。今回愛媛県津和地島が選択され、9月1日の松山市駅から翌日の松山・大街道まで原則幹事と行動を共にすることになる。

2018年9月1日(土) 松山市駅14:30発 --(伊予鉄郊外電車)--> 高浜 14:51着 高浜 15:25発 --(高速船4便)--> 津和地島 16:29着
2018年9月2日(日) 津和地島 8:43発 --(高速船2便)--> 高浜 9:36着 高浜-->道後温泉駅 11:00頃着
  道後温泉本館の御座敷2階か3階で、12:30頃まで入浴・道後温泉-->大街道 13:00頃から遅い昼食14:30頃に解散

いい機会なので、松山から八幡浜に出て、別府に立ち寄って戻りたいと考えた。早速成田からLLCを松山まで予約し、前日には松山に入っておくこととした。その後一緒に参加する友人から松山に暮らす大学時代の友人と会食を企画しているとの連絡があり松山に入った時間を前提に参加したい旨連絡した。以下に今回の飛行ルートを表示した。

drive.google.com

航空機が松山空港に降りる時、窓から海に浮かぶ島並が見えた。これが明日訪れる島かと新しい体験を期待した。

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 松山での前日の会食は、各自の現在の興味などを紹介するとともに、また若い時の興味なども確認するなど楽しいものだった。松山在住の友人は大学時代同じ下宿だった時期もあったことが思い出された。

翌朝は、ホテル近くの秋山兄弟生誕地を通り、坂の上の雲ミュージアムに向かった。

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坂の上ミュージアムの坂道を登っていると、自転車の女性から「さらに登った萬翠荘(ばんすいそう)を先に見た方が、松山での人間関係がよく理解できる」旨示唆された。確かに松山城のある山のふもとに建てられた立派な洋館だった。特にシンメトリーでないことが独自性があるそうだ。現在3階の屋根裏構造が見学できないことが残念だった。

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その後坂の上ミュージアムを見学していると、ボランティアが市内の一部を案内してくれるという放送があった。いい機会なので行ってみると市内の句碑などの循環、県庁と二ノ丸公園の2コースがあった。建物に興味があったので後者を選択すると、案内ボランティアは朝会った自転車の女性だった。あいにくの雨交じりの天候で参加者は僕一人、説明時に自由に質問できるなど申し訳ない気持ちもあったが個人的にはむしろ楽しむことが出来た。

県庁は最上階がドーム構造の立派な建物だ。このドームの下は会議室として現在も利用されているそうだが、残念ながら見学はできないそうだ。

 

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外壁を飾る石の柱には装飾が施されている。手触りを楽しむことも可能だ。

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建物内部にも装飾、大理石だろうか。ここにもきれいな文様が施されている。

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各階の天井は高く、階段の部分は吹き抜け。立派な石造りだ。

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降りた所の床で、ボランティアガイドさんが床の大理石に入っている化石を紹介してくれた。自分でも全て探せてはいないそうだ。

最後に再び外に出て再度建物を見た時、数年前に見学した神奈川県庁を思い出した。そこでは屋上に出られて外が眺められたことを思い出した。

www.pref.kanagawa.jp

県庁から城壁を眺めながら、二の丸御殿に向かった。内部に建物は残ってなかったものの、部屋割りを示す区画が石造りの建物の土台として再建設されていた。一番見たかったものは大きな池だ。今年は降雨が少なく水が余り貯まっていないそうだ。公園自体は落ち着いた佇まいだっだ。

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 終了後また坂の上の雲ミュージアムに戻り再び見学を続けた。日露戦争で活躍した秋山兄弟を含め当時の松山の状況などがよく理解できた。当時は英国を含め日本は孤立していなかった。英国からの情報が日本海海戦で有効な役割を果たしたと聞いていた。明治から太平洋戦争に至る日本の精神史に興味があった。ある意味日露戦争の勝利の背景にあった日本の危うさについて知っておく必要を感じた。電子的に紹介されている資料があったが時間的に十分確認できなかった。

坂の上の雲ミュージアム 展示情報システム

 

 さて散歩しながら松山市駅周辺まで昼食をとってみんなと集合した。その後一緒の行動をとって、島に向かった。

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小さな島の旅館に泊まり皆で食事をとる予定だ。いい機会なので島を散歩してみる。島を一周する道があるがとりあえず西側に行ってみた。町の外れには神社があった。

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さらにしばらく行くと小学校がある。現在島には小学生がおらず休校中だそうだ。

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耕作地は島の反対側が多いようだ。道路脇から物資を輸送するワイヤーがかかっている。

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旅館の食事は、海産物尽くし。さすがに瀬戸内海の島という感じ。

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翌朝町の東側へ散策、ふっと西側に目を移すと町の上の方にお寺が見えた。早速朝食後の時間を見つけて確認することに。確かにちょっと町から登った所にお寺があった。

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このお寺には車がどうにか入れる道がついている。津波の危険があるときに避難する場所としては最適な気がした。海を臨む鐘撞堂からは海がきれいに見渡せた。港での船の待合室近くにもお墓があった。陸軍兵士として亡くなった方数人の階級を記載した大きな墓が印象的だった。近代の国民をすべて巻き込んだ総力戦だったことを改めて確認した。

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島をあとにして再び松山に、道後温泉に入った。美しい木造の建物で、数か所の休息所・風呂がある。建物内部を見学しその造りに見入った。ガイドの写真を取ってもいいが、ネットに上げないでくれという指示でここまで。

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その後一人JR松山駅に向かい、豊予海峡横断切符を購入した。

豊予海峡横断きっぷ(片道タイプ)|四国旅行 JR四国ツアー(駅コミ)

車内で確認したら、松山・八幡浜間で途中下車はできない。内子か大洲を昼食がてら散歩してみようという計画は諦め、直接八幡浜に向かうこととする。JR八幡浜駅から旧市街を眺めながら港に向かうこととした。ちょっと道路から引っ込んだ坂沿いに八幡神社があった。石段を登って行くと面白い石碑があった。

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興味を惹かれたので改めて確認した。

二宮忠八飛行館ホームページ-二宮忠八とは

別途、NHKのテレビ放映「コスミック・フロント"はやぶさ2"」という番組で、京都府八幡市飛行神社に祈願に訪れている話題の中に「二宮忠八」の名を聞きました。
改めて確認すると、「忠八はその後、飛行機事故で死去した多くの人を弔うために京都府八幡市飛行神社を設立、自ら神主になっている」そうです。「大日本製薬株式会社に入社し、業績を挙げて1906年明治39年)に支社長にまで昇進する」など興味深い人でした。

二宮忠八 - Wikipedia

神社脇から近くの街並みをみると懐かしい古民家が見られる。周辺まで行くことにした。

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道路わきに古い建物が現れたが歯科医院だったようだ。旧市街の全体像がわからないまま港に向かった。

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なかなか味わい深い街だと感じながら八幡浜港に着いた。港には「道の駅」や市場があり、また観光用の地図なども充実していた。以下のような地図を事前に手に入れていたらもっと楽しめたと思うと残念であった。

www.minatto.net

まちなみマップの掲載について | 八幡浜市公式HP

 

フェリーに乗船しのんびりとくつろいでいたら、間もなく別府港への下船が近づいた。

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帰路は、大分空港から成田空港の間が航空機だ。航空機から八幡浜が確認できた。JRは中央・東西の河川沿いに松山と接続し、南東方向に西予・宇和島方面への進行方向を変える。上記のまちなみマップの一部である保内は八幡浜の北側の平地部に栄えたものだ。機会があれば散策したいものだ。

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航空機はまもなく高知市内上空を通過した。注ぎ込む河川は物部川であろうか、濁流が海に注いでいる、

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